ローカル環境でPHPを実行!ビルトインウェブサーバーを紹介
ローカル環境で、PHPファイルはHTMLファイルのようにブラウザで普通に開いてもプログラムは実行されません。ローカル環境でもPHPを実行するために、Windowsでは「XAMPP」をインストールするのが主流です。
ビルトインウェブサーバー
PHP 5.4.0からは、ビルトインウェブサーバーという機能が実装されました。コマンドプロンプトからコマンドを入力するとPHPが実行できるテストサーバーが起動します。
PHPマニュアルにも記載されているとおり、機能的にもテスト用やデモのための環境です。ネットワーク上で公開できるような機能ではありません。
ビルトインウェブサーバー準備
この機能を使用するには、PHP 5.4以上がPCにインストールされている必要があります。MACでは最初から入っていますが、Windowsは自分でインストールする必要があるでしょう。XAMPPをインストールしているならば、すでにPHPはインストールされているはずです。
PCにインストールされているPHPバージョンを調べるのは
PHP 5.3以下の場合やインストールされていない場合は使用できません。
ビルトインウェブサーバーの使い方
ファイルの置いているディレクトリにアクセスする必要があります。コマンドプロンプトを起動してディレクトリを移動します。
移動コマンドが面倒くさいのであれば、エクスプローラーで表示し、シフト押したまま右クリックで「コマンド ウィンドウをここで開く」を選択すればいいです。
ウェブサーバーを起動します。
http://localhost:8000でアクセスするとそのディレクトリにあるindex.phpが実行されます。ウェブサーバーはCtrl + Cで終了します。PHPプログラムのエラーはブラウザには表示されず、コマンドプロンプトの方に表示されます。
他の端末などの外部からアクセスを許可するには、
で自分のIPアドレス(IPv4)を調べて、IPアドレスでウェブサーバーを起動。
http://192.168.XX.XX :8000でアクセスすると表示されます。
簡単だけどめんどくさい
私は、2015年からPHPをWEB検索のみで勉強してきましたが、ビルトインウェブサーバーという機能はまったく知りませんでした。この機能の事を紹介しているサイトにも出会ったことがなかったです。ひょんなことからビルトインウェブサーバーのことを知ったのでこの記事を作成しました。
結局、ビルトインウェブサーバーはPHPをインストールしないと使えません。PHPがインストールしている環境なら既にローカル開発環境は構築しているはずでしょう。そして、コマンドプロンプトを起動、コマンドを入力するのが手間だったりするかもしれないです。
ローカル環境でWordPressやデータベースを使用するならXAMPPを使うことになるので、ビルトインウェブサーバーはあまり使う機会はないと思います。ですので、ビルトインウェブサーバーを紹介しているサイトが少ないのだと思います。
ただ、XAMPPをインストールするより、PHPをインストールする方が簡単でしょうから、データベースは不要でPHPのみを実行したいのであればおすすめです。